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2023/10/09

インプラント義歯について

とみかわデンタルオフィスのインプラント専門サイトをご覧いただきありがとうございます。


今回は,インプラント義歯について書こうと思います。最近,この治療を希望される患者さんが多い気がするのと,インプラント専門サイトなのにインプラントのことをあまり書いていないことに気づいたからです。


インプラント義歯は総義歯(全部の歯がない方の義歯)と部分床義歯(残っている歯にバネをかけたりしている義歯)の2種類に分けられ,前者はIOD,後者はIRPDとかIARPDなど,その目的によって呼び方が違うのでややこしいです。IODの話になるとボーンアンカードブリッジと比較した話を記載しないといけないので,割愛です。


ただ,下の総義歯を使用されている方で,義歯が不安定だと言われる方には費用対効果の高い治療だと感じます。というか,第一選択ではないでしょうか。


部分床義歯を安定させるためには,『維持(外れない!)』『支持(沈まない!)』『把持(横揺れしない!)』,この3要素が大事です。義歯が外れたら困りますし,沈んだら粘膜が痛くなるし,横揺れしたら食事もしにくく粘膜も痛い・・・となってしまうと満足に食事が楽しめません。なので,義歯の設計を考える時にはこの3つを意識します。


ただ,残っている歯の本数,顎堤(残っている顎の骨)の状態によっては,

『絶対ここで義歯が浮くな・・・』など思います。


そこでインプラントの出番です。インプラントがそれら3要素を補ってくれることで義歯が安定するんですね。それにはアタッチメントという装置を使うのですが,当院では磁石を使用することが多いです。


義歯を使用することに抵抗はないけれども,もっと安定した義歯があれば・・・という方にはいい選択だと思います。


漠然としたブログになってしまいました。


それでは。